育休中に副業に取り組む方は少なくありません。しかし、育児休業給付金を受け取っているのに副業で収入を得ても問題ないのでしょうか?こちらのページでは育休中に副業をしても育児休業給付金はもらえるのかご説明します。育休中の方はご参考にしていただきますと幸いです。なお、会社の就業規則で副業が禁止されている場合があります。副業をする前に就業規則を確認しておきましょう。
<目次>
1.育児休業給付金とは
2.育休中に副業した場合の育児休業給付金
3.ブログ収入がある場合の育児休業給付金
4.育休中に副業した場合の確定申告
5.ブログ収入を増やすための方法
6.ブログから収入を得る方法
目次
1.育児休業給付金とは
育休中に給与をもらうことはできません。しかし、雇用保険に1年以上加入していれば育児休業給付金を受け取ることができます。育児休業給付金とは育休中に国から支給される給付金のことです。育児休業給付金の支給額は、最初の6ヶ月は平均月給の67%、6ヶ月以降は育休が終わるまで平均月給の50%です。
期間 |
育児休業給付金の支給額 |
最初の6ヶ月 |
平均月給の67% |
6ヶ月以降 |
平均月給の50% |
2.育休中に副業した場合の育児休業給付金
育休中に副業をしても育児休業給金を受け取ることは可能です。ただし、副業として他の会社で働く場合、以下の要件のどちらかを満たす必要があります。
【 育児休業給付金の要件 】
・勤務日数が1ヶ月につき10日まで
・1ヶ月の勤務時間が80時間以下
勤務日数が1ヶ月につき10日を超えていたとしても1ヶ月の勤務時間が80時間以内であれば育児休業給付金を受け取ることが可能です。また、副業で得た賃金が平均月給の80%以下である必要があります。平均月給の80%を超えてしまうと育児休業給付金を受け取ることはできません。
副業で得た賃金が平均月給の13%〜80%の場合は平均月給の80%と賃金の差額が支給されます。育休が開始して6ヶ月が経過し、給付率が50%になったら、賃金が平均月給の30%〜80%の場合に平均月給の80%と賃金の差額が支給されます。
<育休の開始から6ヶ月まで>
副業で得た賃金 |
育児休業給付金の支給額 |
0%超〜13%以下 |
平均月給の67% |
13%超〜80%以下 |
平均月給の80%−賃金 |
80%超 |
支給されない |
<育休の開始から6ヶ月経過後>
副業で得た賃金 |
育児休業給付金の支給額 |
0%超〜30%以下 |
平均月給の50% |
13%超〜80%以下 |
平均月給の80%−賃金 |
80%超 |
支給されない |
3.ブログ収入がある場合の育児休業給付金
雇用関係が発生しない収入は育児休業給付金に影響しません。ブログ収入は雇用関係が発生しない収入ですので、ブログでいくら稼いだとしても育児休業給付金が減額されたり、支給されないということはありません。育児休業給付金をもらいながら副業で収入を増やしたい方はブログ副業に取り組むことをおすすめします。育休中にブログ副業に取り組むメリットについては以下のページをご覧ください。
育休中にブログ副業に取り組むメリット
4.育休中に副業した場合の確定申告
1月1日から12月31日までの1年間のブログ収入を合算し、経費を差し引いた金額が48万円を超える場合は所得税の確定申告をする必要があります。育休中の副業の確定申告について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
育休中の副業の確定申告のやり方
なお、所得税の確定申告をする際に住民税の納付方法を選択する箇所があるのですが、「給与から差引き」ではなく「自分で納付」を選んでください。「給与から差引き」を選ぶと会社から支払われる給与と副業の所得が合算されて翌年の住民税に反映されるので、会社に副業がばれてしまう可能性があります。育休中の副業が会社にばれないための注意点について詳しくは以下のページをご覧ください。
育休中の副業が会社にばれないための注意点
5.ブログ収入を増やすための方法
記事を毎日アップしているのにブログ収入が増えないとお悩みの方もいらっしゃると思います。ブログ収入を増やすにはアクセス解析ツールでブログのパフォーマンスを分析し、そのデータに基づいて記事を改善する必要があります。アクセス解析ツールを使ってブログのパフォーマンスを分析する方法について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
ブログを分析して改善する方法
6.ブログから収入を得る方法
ブログから収入を得ている方は少なくありません。しかし、ブログを書くことでなぜ収入が入ってくるのかよくわからないという方もいらっしゃると思います。ブログから収入を得る方法について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
ブログから収入を得るための5つの方法