こちらのページでは家賃収入の勘定科目と仕訳方法についてご説明します。不動産を賃貸に出し、家賃収入がある場合はこちらの記事をご参考にしていただきますと幸いです。
<目次>
1.家賃収入の勘定科目
1-1.サラリーマンの家賃収入の勘定科目
1-2.個人事業主の家賃収入の勘定科目
1-3.法人の家賃収入の勘定科目
2.家賃収入の仕訳方法
2-1.サラリーマンの家賃収入の仕訳方法
2-2.個人事業主の家賃収入の仕訳方法
2-3.法人の家賃収入の勘定科目
目次
1.家賃収入の勘定科目
家賃収入の勘定科目は個人と法人で異なります。
1-1.サラリーマンの家賃収入の勘定科目
サラリーマンの方が副業として不動産投資に取り組んでいる場合、家賃収入の勘定科目は「不動産所得」です。なお、家賃収入から経費を差し引いた金額が年間20万円を超える場合は所得税の確定申告をおこなう必要があります。
1-2.個人事業主の家賃収入の勘定科目
個人事業主の方が本業として不動産業に取り組んでいる場合、家賃収入の勘定科目は「売上」です。家賃収入が本業の収入ではない場合は「雑収入」の勘定科目で仕訳します。
1-3.法人の家賃収入の勘定科目
不動産業を営む法人の家賃収入の勘定科目は「売上」です。不動産業が本業ではない法人が賃貸不動産を所有している場合の家賃収入の勘定科目は「受取家賃」です。従業員の福利厚生を目的として社宅を所有し、家賃を受け取っている場合の家賃収入の勘定科目は「雑収入」です。
2.家賃収入の仕訳方法
家賃収入の仕訳方法は以下のとおりです。
2-1.サラリーマンの家賃収入の仕訳方法
サラリーマンの方が不動産を所有し、10万円の家賃収入を得た場合の仕訳は以下のとおりです。
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
普通預金 |
100,000 |
不動産所得 |
100,000 |
2-2.個人事業主の家賃収入の仕訳方法
本業として不動産業に取り組んでいる個人事業主の方が20万円の家賃収入を得た場合の仕訳は以下のとおりです。
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
普通預金 |
200,000 |
売上 |
200,000 |
2-3.法人の家賃収入の勘定科目
従業員の福利厚生のために社宅を所有している法人が5万円の家賃を受け取った場合の仕訳は以下のとおりです。
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
普通預金 |
50,000 |
雑収入 |
50,000 |